省力化投資補助金(一般型)の採択結果について

省力化補助金(一般型)の採択結果が公表されました|今後の傾向と申請のポイントを解説します
目次
こんにちは!東松山市の結行政書士事務所です。
今回は、「中小企業省力化投資補助金(一般型)」の第1回公募の採択結果が発表されましたので、内容と今後の見通しについて解説いたします。
「補助金を活用して設備投資をしたい」「次回の申請を考えている」という方に向けて、申請の際に気をつけたいポイントもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
省力化補助金(一般型)とは?
中小企業省力化投資補助金は、人手不足の深刻化に対応するため、業務の省力化・自動化を支援する制度です。
製造業やサービス業など、幅広い業種の中小企業が対象となっており、以下のような設備が対象になります。
- 自動化機械(ロボット、搬送装置など)
- AI・業務管理ソフトウェア
- 省力化に資するIoTシステム など
一般型では、企業が自ら必要な設備を選定・導入する「オーダーメイド型」の申請が可能です。
- 補助上限額:最大1,000万円(業種・従業員規模による)
第1回(一般型)の採択結果が公表されました
令和7年6月16日に発表された第1回公募の結果は以下の通りです。
区分 | 件数 |
---|---|
応募者数 | 1,809 |
採択者数 | 1,240 |
採択率 | 約68.6% |
非常に高い採択率となっており、「省力化投資補助金って通りやすいの?」と感じた方も多いかもしれません。
採択率は高い?他の補助金と比べてみましょう
他の代表的な補助金制度と比較すると、今回の68.6%という採択率はかなり高い水準であることがわかります。
補助金制度 | 採択率の傾向 |
---|---|
ものづくり補助金(一般枠・省力化枠) | 約30〜50%台(直近は29~34%) |
小規模事業者持続化補助金 | 約30~60%台(最近は低下傾向) |
省力化補助金(一般型)第1回 | 約68.6% |
第1回の申請は制度開始直後であったため、情報が出回っておらず、競争が少なかったことが要因の一つと考えられます。
今後の採択率はどうなる?|第2回以降の見通し
第1回で高い採択率となった反面、今後は以下のような傾向が予想されます。
- 制度が広く知られることで、応募件数が増加
- 採択率が高すぎた反省から、審査基準の厳格化
- 結果として、採択率は30〜50%前後へと落ち着く可能性あり
今後は、より丁寧に計画を作り込んだ申請が求められると考えられます。
採択されるために意識したい3つのポイント
省力化補助金(一般型)の審査では、次のような点が重視されています。
1. 数値で示す省力化効果
導入後の省人化・業務効率化の程度は、時間削減量や人員削減数などを具体的な数値で表現しましょう。
2. 成長性のある事業計画
今後の売上や利益の見込みを論理的に説明し、中期的に成長する見込み(CAGR4%以上)があることを示すことが重要です。
3. 設備投資の妥当性
「なぜこの設備が必要なのか」「自社の事業にどのように活かすのか」をしっかりと説明する必要があります。
東松山市周辺で省力化補助金の申請をご検討の方へ
結行政書士事務所では、東松山市を中心に、補助金申請のサポートを行っています。
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※本記事は2025年6月時点の情報に基づいて作成しています。最新の募集要項は公式ホームページをご確認ください。