【東松山市の建設業者様】経審の核「経営規模(X点)」を徹底解説!完成工事高と自己資本で点数を伸ばす戦略

この記事はこんな方におすすめです

  • ✔ 自分の会社の規模で、どれくらいの点数が出るのか知りたい
  • ✔ 兼業売上と完成工事高の区別が正しくできているか不安
  • ✔ 「工事の積み上げ(業種振替)」で点数を最大化したい

こんにちは!埼玉県東松山市で建設業許可を取り扱っている結行政書士事務所です。

経営事項審査(経審)において、総合評定値(P点)の中でも配点割合が大きく、ランクに直結する重要項目が「経営規模(X点)」です。

X点は、総合評定値の中でも最も配点が大きく、わずかな完成工事高の差でランクが一段変わることもあります。そして何より、X点は「戦略次第で動かせる点数」です。

地元・東松山市の結行政書士事務所が、X点の仕組みと、戦略的な点数アップのポイントを詳しく解説します。

経営事項審査の全体像についてはこちらをご覧ください。

前回記事の経営状況分析(Y点)についてはこちらになります。

1. 経営規模(X点)を構成する2つの要素

X点は、以下の2つの項目(X1とX2)を合算して算出されます。

X1:工事の種類別「年間平均完成工事高」

審査を受ける業種ごとに、直近の「年間平均売上高」が評価されます。2年平均か3年平均、どちらか有利な方を選択可能です。 完成工事高が数百万円違うだけで、X点が10点以上動くこともあります。その結果、総合評定値が変わり、入札ランクが一段変わるケースも珍しくありません。

X2:自己資本額および利払前税引前償却後利益

  • 自己資本額:貸借対照表の「純資産」。会社の蓄えを評価します。
  • 利払前税引前償却後利益(EBITDA):本業でキャッシュを稼ぐ力があるか。 赤字決算でも、減価償却や利息負担の影響で見かけ上マイナスになっているケースもあります。X2はその「本来の稼ぐ力」を評価する仕組みです。

2. 戦略の要:完成工事高の「積み上げ(振替)」とは?

X点において最も戦略が必要なのが、どの工事売上をどの業種にカウントするかという「積み上げ」の判断です。

工事種別の「積み上げ」ルール

原則として、許可を持っている業種間であれば、関連する工事売上を「主たる業種」に合算(積み上げ)して申請することが認められています。

  • メリット:特定の業種の完成工事高を底上げすることで、上のランク(S級やA級など)へのランクアップを狙いやすくなります。

【重要】積み上げの大きなリスク 一度他の業種へ積み上げた売上は、元の専門業種(とび・土工等)の売上としてはカウントできなくなります。売上を「0」として振り替えた業種は、経営事項審査を申請することができなくなり、結果としてその業種での入札参加も不可能になります。 どの業種を優先して強化し、どの業種を捨てるのか、極めて慎重な判断が必要です。

3. X点で絶対に間違えてはいけない「売上の分類」

「工事の積み上げ」を行う以前に、そもそもその売上が「工事」として認められるかが厳格にチェックされます。

  • 工事とみなされないもの(兼業売上):保守点検のみの業務、資材の単なる販売、建設機械のリース、除草(単なる草刈り)などは「兼業」に分類されます。
  • 不適切な計上のリスク:本来「兼業」とすべき売上を無理に「完成工事高」に計上してしまうと、審査で厳しく指摘され、点数が大幅に下がるだけでなく、「虚偽申請」とみなされる恐れがあります。

※経営状況分析(Y点)と同様、ここでの分類ミスは経審全体の進行を止め、有効期限切れを招く致命的な原因になります。

4. X点の評価に必要な書類(エビデンス)

X1(完成工事高)を証明するためには、以下の書類が厳格にチェックされます。財務諸表・工事経歴書・税務申告書の3点は完全に一致している必要があります。

  • 工事経歴書
  • 契約書・注文書・請求書
  • 消費税確定申告書

わずかな差異でも補正や再提出を求められるため、極めて慎重な確認が必要です。

5. X点に関するQ&Aとよくある失敗

よくある質問(FAQ)

  • Q. 赤字ですがX2の評価は絶望的ですか?
    • A. いいえ。赤字であっても、減価償却費が大きければEBITDA(X2)でプラス評価を得られる可能性があります。諦める前に正確なシミュレーションをお勧めします。
  • Q. どの業種に積み上げるのが一番得ですか?
    • A. 狙っている自治体のランク付け基準によります。東松山市や埼玉県の基準を照らし合わせ、入札に参加したい業種を絞り込む戦略が必要です。

本当にあった失敗談

  • ケース①:積み上げによって入札資格を喪失 メイン業種の点数を上げるために、専門業種の売上をすべて積み上げた。結果、メインのランクは上がったが、これまで受注していた専門工事の入札に参加できなくなり、将来的な商機を逃してしまった。
  • ケース②:内容に伴わない業種への積み上げ 「電気工事」の内容なのに、売上が欲しいからと「内装仕上」に積み上げた。契約書の内容と一致しないため却下され、結局どちらの業種でも評価されなかった。

結行政書士事務所が「X点」の最大化を支援します

X点は、工事の「適切な分類」と「戦略的な積み上げ」によって、数点〜数十点の差がつきます。

東松山市の結行政書士事務所では、貴社の受注実績を丁寧に精査し、「どの業種で経審を受け、どの業種を入札に使うべきか」をプロの視点でシミュレーションします。

「売上の積み上げで失敗したくない」「ランクアップの戦略を立てたい」という経営者様、ぜひお気軽にご相談ください。

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